"o7" - The EVE Online Show - より


(※2014年 11月 6日に twitch で放送された番組、"o7" (「オーセブン」 と読むようです) にて、Rhea リリース (2014年 12月 9日実装予定) のフィーチャーが一部紹介されていましたので、紹介したいと思います)


メディカルクローンの仕様を変更

  • クローングレードシステムを廃止する
  • ポッド死の際のスキルポイントロスも廃止する。ただしインプラントは従来どおり失われる
  • 理由
    • ベテランプレイヤーにとっては、クローンの価格や高額なインプラントの維持費が外に出て戦ううえでの足かせとなってしまっている
    • また、新規のプレイヤーにとっても、彼らはそもそもこのシステムのことを把握していないことが多いし、知らずにポッド死してスキルポイントを失うというのは彼らにとってかなりの打撃となる
  • なお、今後、スキルシステムやインプラントへのさらなる変更を予定しており、今回の変更はその第一段階に過ぎない


新たな宙域

Rhea では新たなワームホールの一群を追加する予定で、それぞれが特徴をもったものとなっているが、今日はそのなかでも "Thera" (セラ) と呼ばれる特別な星系に注目したい。将来的に Thera は EVE の中でも最も象徴的で人気のある星系になるのではないかと見ている。Thera は星系名をもち、NPC ステーションの存在する初めてのワームホールとなる。

プレイヤーに新しい生活場所を提供したかった。すでにハイ・ロー・ナル・ワームホールの各宙域が EVE には存在しているが、Thera はそれらが組み合わさったような場所とも言えるだろう。ローカルは存在しないし、スリーパーサイトが出現するけど、接続先はほとんどすべて既知宙域 (※非ワームホール宙域) となる。スタティック穴は既知宙域へのものだけとなっており、ワームホール宙域への穴は 「浮遊穴」 としてしか現れない。NPC ステーションがあるおかげでプレイヤーはそこを拠点として容易に活動を続けることができる。キャピタルシップは入れないし、キャピタルシップをそこで建造することもできない。プレイヤーはステーションを拠点としつつ、次の日にその星系がどことつながっているかは誰にもわからない、という生活を送ることになる。住人は既知宙域との穴を利用して、毎日新たなローミング場所にでかけ、新たなプレイヤーと出会うことができる。ステーションにはあらゆるサービスが完備で、これにはクローニング、製造、研究等もすべて含まれる。ただしこの星系に POS は立てられない。

予定では、来週には Singularity テストサーバーに実装できるはず。実装したあかつきには "MoveMe" ボットを設定しておくのでそれを利用して新星系に飛び、試してみてほしい。ステーション、星雲、太陽は専用グラとなっている。色々な面でこの星系は特別だ。僕らはこの星系が、「無法」 指向の強いプレイヤーにとっての拠点となると見ている。ジタみたいなものだが、CONCORD にはうろついていてほしくないというプレイヤーにとっての拠点だ。星系の大きさの面でも Thera はこれまでで最大の規模となり、各ステーション間には大きく距離をとってある。すべてのものが尋常じゃないレベルで離れているので、ワームホールを外部と遮断してしまおうとしても非常に難しい。

他のナルセク宙域を荒らしに行くのと同じように、アライアンス単位でこの星系の住人にちょっかいをだしにいくのにもいいだろうし、この星系は世界設定面でも今後続々と発表されるストーリー・ニュースと非常に密接にリンクしており、さまざまなランドマークを用意して星系の歴史を垣間見ることができるようになっているので、その手のコンテンツが好きなプレイヤーにとっても興味深いものとなるだろう。この星系は今回新たにできたというわけではなく、これまでもずっと存在していた、ただ、アクセス手段がなかった、という性質のものになっている。

準備ができ、Singularity に実装できしだいフォーラムでお知らせし、開発者ブログも発表するつもりだ。



ご挨拶

本記事をもって、EVE-J の更新を終了することにしました。

ISK や PLEX 等、寄付してくださった方々には本当に感謝しています。
ありがとうございました。とても励みになりました。

私は、EVE / CCP は、MMO 業界のなかでもプレイヤー ⇔ 運営間のコミュニケーションがどちらかと言えば濃い方だと思っています。英語のあまり得意でない方にも (まあ私も大してできるわけではないのですが) このゲームのそういった面を少しでも伝えられないものかと考え、本ブログでは要点だけを抜き出すのではなく、「できるかぎり丸ごと訳す」 というスタンスで 1年半ほど続けてみました (最近はそのスタンスも崩れていましたが)。

つたない訳、読みにくい日本語で、結局こうして 2年ももたずに終わることにはなりましたが、1年半のあいだ、少しでも話のタネとしていただけていたのであれば幸いです。

New Eden では引き続きよろしくお願いします。

ではでは!

o7

メモ (Phoebe のパッチノートより)

(※Phoebe リリースのパッチノートより気になったものを適当に抜粋してみました)

Phoebe リリースパッチノートより


Phoebe 1.0 (2014.11.04)


探検関連

  • 探検コンテンツ 「遠征」 において、最終ステージの 「ボス」 のドロップ品を強化
  • データサイトでよくドロップするアイテムの体積につき、従来は 1.0m3 (以上) だったがこれを 0.1m3 へと縮小
  • データサイトにおけるデータコア・ディクリプターの体積につき、従来は 1.0m3 だったがこれを 0.1m3 へと縮小
  • サイト : "Besieged Covert Research Facility" の出現率を引き上げ
  • 遠征において、次の目的地へのジャンプ数が、従来は [最小 4 / 最大 20] となっていたが、これを [最小 2 / 最大 10] へと引き下げ (注意 : オートパイロットの設定によっては 10 を超える値となることもあり)
  • 遠征は、従来は強制的にローセクへと続いていたが、今後は付近の全星系の中から次の目的地が選出されるようになる

ゲームプレイ関連

  • メディカルクローン (※いわゆるスキルクローン) は以下の例外時を除き、現在のステーションか、スクールの本部ステーションにしか設定できなくなる
    • 30日未満のプレイヤーについてはひとつの所属コーポにつき 1度だけ、以下のステーションにメディカルクローンを遠隔移送できる
      • 所属コーポのオフィスのあるステーション
      • 所属コーポの本部のあるステーション
    • 30日を超えるプレイヤーについては年に 1度だけ、以下のステーションにメディカルクローンを遠隔移送できる
      • 同上

各国語への対応

  • 新コンテンツがドイツ語 / フランス語 / ロシア語に完全対応 (※w)

UI 関連

  • 従来ユーザーごとに保存されていた Notification (※通知) システムのセッティングが、キャラクターごとに保存されるように
  • 新通知 (Notification) / システムからプレイヤーに送付されていたかつてのさまざまな通知 (Communication) / 戦闘や状態変化に関するメッセージ (Message) の 3種を区別するため、ゲーム内の各種要素における用語法をアップデート

コーポレーション・アライアンス関連

  • キャラクターをコーポから除名したくても、そのキャラクターがログインし、かつ宇宙空間にいる場合、そのキャラクターをその場で除名することは仕様上できない。しかし今後はそういった場合でも、自動除名の対象としてそのキャラクターがフラグ処理されるようになる。フラグのたったキャラクターについては、次のダウンタイム中にまとめて除名処理が行われる。処理待ちの案件はコーポマネージメントウィンドウにて確認可能 (要権限)

修正事項

  • タイタンおよび大型艦載機母艦において、対象に接近するよう操作したにもかかわらず数百メートル手前で止まってしまう不具合を修理
  • キャピタル船をスターゲートへワープさせた際に、スターゲートと干渉してしまっていた不具合を修正


Phoebe 1.1 (2014.11.05)


ゲームプレイ関連

  • スキャナー関連のキーボードショートカットを変更、デフォルトでは以下のとおり
    • プローブスキャナーウィンドウ : Alt + P
    • 指向性スキャン : Alt + D


Phoebe 1.2 (2014.11.06)


UI 関連

  • 即時売却であれば、スキルにかかわらず 100種までのアイテムを Sell Items ウィンドウより売却できるようになった

[Phoebe] 低級 "Blue loot" の買いとり価格を引き上げ

公式フォーラム : 開発者スレッド 『ローエンド "blue loot" の価値を引き上げ ([Phoebe] Value increase for low-end blue loot)』 #1 より

(2014.10.29 16:01 by CCP Fozzie)


やあみんな。イン・キャラクター (※ロープレ) ではこちらで発表済みだけど、こちらではアウト・オブ・キャラクター (※非ロープレ = 普通に) でお知らせしたい。

イン・キャラクター版 : (※省略)

アウト・オブ・キャラクター版 : つまり、2014年 11月 4日の Phoebe リリースをもって、以下のアイテムの NPC 買取価格が

  • 神経系ネットワークアナライザー (※Neural Network Analyzer) : 200,000 ISK
  • スリーパーデータライブラリ (※Sleeper Data Library) : 500,000 ISK

になるということ。これにより、高クラスのワームホールにおける実入りはそれほど増やすことなく、低クラスワームホールにおける収入に大きな影響を与えられるはずだ。

アナウンスメント : 2014年 11月 4日のダウンタイム (延長版) にて Phoebe リリースを実装

アナウンスメント 『2014年 11月 4日のダウンタイム (延長版) にて Phoebe リリースを実装 (Phoebe Release Coming November 4 - Downtime details and Patchnotes!)』

(2014.10.30 19:14 by CCP Falcon)


(※前略)

(※中略)

Phoebe リリースの実装は、2014年 11月 4日 (火) のダウンタイム中に行われます。当日のダウンタイムは UTC 10:00 より開始で、いつもより早めの開始時間となっています。Tranquility サーバーの再開はその 2時間 30分後、UTC 12:30 となる予定です。

※なお、"Phoebe" は 「フィービー」 と読みます (いまさら)。

※アップデート前に長めのスキルをキューにセットしておくのも、今回が最後になりそうですね。

[Phoebe] ステルス爆撃機の調整 - 02

([Phoebe] ステルス爆撃機の調整からの続き)

公式フォーラム : 開発者スレッド 『ステルス爆撃機の調整 ([Phoebe] Stealth Bombers)』 #771 より

(2014.10.28 23:17 by CCP Fozzie)


やあみんな。最新の状況をお知らせしたい。

  • 第一に、そしてこれがもっとも重大な点になるけど、クローク (※遮蔽) した船が互いのクロークを剥がす仕様への変更は、無期限で保留となった。クロークした船に対してどのような対応手段を他の船にもたせるのが最善なのかという点については、もっと時間をかけて考えていきたいし、その結果として当初の案と大幅に異なるものができあがることも十分にあり得る。とりあえず今のところは、クロークした船は互いのクロークを剥がすことはない、ということで。
  • また、船のシグネチャ半径を大きくするとしていたけど、それはやめて、ペナルティーをボムランチャーそのものへとシフトすることにした。Tech 1 ボムランチャーについては 10m、Tech 2 については 12m、それぞれシグネチャ半径を肥大させるようになる。
  • Tech 2 ボムランチャーの容量を 300m3 へと増やす。
  • Focused Void Bomb の爆発半径を 5000m とする。これは当初の案よりも 1000m 大きい。
  • 新型インターディクションプローブ・新型ボム、入手先はいずれも NPC コーポ "Syndicate" の LP ストアのみ。
  • 新型インターディクションプローブだけど、グラフィック面で問題があり、実装が若干ずれこむ。

以上の多くがこのスレッドを元としている。フィードバックを寄せてくれたみんなには感謝しているよ。