(2014.09.25 10:30 by CCP Veritas)
『
宇宙戦闘狂諸君、ごきげんよう。
ちょっとばかり誰かに弾丸をぶち込みたい、けど相手を探している暇がない、むしろ、船のフィットをしてる暇すらない、なんてことあるよね? まあ、そんなみんなに試してもらいたいのが、今回 Duality (※テストサーバー) に実装した Dojo だ。まだプロトタイプで、きわめて荒削りだけどね。
この史上最高のビデオにより未来永劫語り継がれることになったとおり、僕は EVE のトーナメントがらみのプログラミングをここ何年かでたくさん行ってきた。で、僕に空き時間が何ヶ月かできるということで、こちらでちょっと試してみようということになったんだ。EVE のサンドボックスゲーとしての性格に反することなく、トーナメントにおけるようなゲームスタイルを追求したとしたら、僕にどんなものが作れるのか、ということをね。
さて、これを行うにあたって、以下の 4つの原則を厳守したかった :
- そこで行われる戦闘は、他者が介入できないものでなければならない。プレイヤー同士が何らかのルールをあらかじめ定め、そのルールに沿って 「公平」 に勝負できるようにするのがポイントであるなら、それが第三者によって覆せてしまうようでは、そもそもの前提が崩れてしまう。
- 試合は不可侵であるにしても、Dojo 自体に対しては危害を加えられるようになっていなければならない。
- 手早く気軽に PvP の段取りをつけたいプレイヤー層の意向に、できる限り沿ったものにする。
- 試合の運営はプレイヤーによって行われなければならない。主催者、参加者のどちらにも、システムより経済的な利益がもたらされてはならない。
Dojo そのものは個人向けの設置型施設で、Duality のアイテム引き受け (※原文では item rede(m)ption となっています。具体的に何を指しているのかわからなかったので、適当訳です) にて受け取れる。これを宇宙に設置し、中に船・モジュールを備えると (容量は莫大だ) (※つまり、現時点での仕様では、戦闘に使用される船・モジュール類はすべて Dojo の設置者が用意する、ということです)、その星系内のステーションに入港しているプレイヤーがその Dojo に備え付けられた船・モジュールを用いて公平な環境で戦える場を提供できるようになる。現状では 1v1 のみが可能で、使用可能な船はアライアンストーナメント XII における割りあてポイントが 4点以下だったものに限られる。
参加可能な Dojo は、ネオコムの "Business (ビジネス)" カテゴリにある "Calculator (計算機)" ラベルのついたメニュー項目より探すことができる。ぴったりのラベルだろう? 勝つには計算しないといけないってね! ・・・自分でアイコンを作るよりも、既存のものを流用したほうが楽なんだよ。まあ、「その程度」 のプロトタイプだってこと。それはともかく、勇敢なる Dojo ファイターを待ち受けるのは以下の画面だ :
左側は、その Dojo で用意されている船/モジュール/弾薬/その他もろもろの一覧だ。右側は個人/コーポフィッティングの欄となっており、Dojo の備品でそのフィッティングに使われているタイプがまかなえるかどうかで各フィッティングに 「チェックマーク」 か 「×」 がつく。Dojo の備品ですべて装備可能なフィッティングをひとつ選んでハイライトし、"Select Fitting" を押すと、左下の自チーム欄に君のエントリーが表示され、君がどの船を選んだかがわかるようになっている。一応、フィッティングの詳細を表示するボタンがつく予定なんだけど、まだそこまで手が回っていないんだ。あとは "Ready!" を押すだけ。世界一しょぼいマッチメーキングへとご案内!
いったん他のプレイヤーとの取り組みが決まると、両者はステーション内から、会場となるデッドスペースにおかれた船 (Dojo 内のアイテムによって組み上げたもの) へと直接転送される。デッドスペースはランダムな宇宙空間に生成される。他者はそこにワープすることはできず、ワープを試みた場合、そのデッドスペースではなく Dojo 本体に着地する。
弾薬の装填については、問題があって自動的には行わせられなかったので、プレイヤー自身でやってもらう必要があるんだけど、試合前に設定された待機時間 40秒の使用法としてはちょうどいいと思う。あと、すぐに気がつくだろうけど、距離のセレクターを実装しなかったので、両者とも試合場のど真ん中に放り込まれることになる。うん、実装するべきだったよね。まあ、ドンマイ。
もちろん、境界侵犯時の自動撃墜システムはしっかり、おなじみの 125km で実装したよ。僕の現し身みたいなものだからね。
※試合は半径 125km の球状の空間で行われ、参加者はそれよりも外側に出てしまうと失格となり、システムにより撃墜されます。アライアンストーナメントでは、境界侵犯したプレイヤーを CCP Veritas が手動で撃墜していた時期もありましたが、最近の大会では、その役目は CCP Veritas 自身によって組まれた自動撃墜システムへと受け継がれています。
説明はこれくらいで十分かな。興味が湧いた人は、Duality にログインして試してみて。Duality の入り方についてはこちら (※リンク先英語) をどうぞ。FD-MLJ にすっごくシンプルな Dojo をセットアップしておいたけど、僕なんかよりも 1v1 に詳しい人がフリゲート戦マニアの要求を満足させる品揃えの Dojo をたててくれるものと期待しているよ。Duality でのアカウントが無効となっている場合、こちらで言ってくれれば多分誰かがどうにかしてくれると思う。
どうしたら改善できるか、あるいは、ポイント配分やパイロット配分のコンビネーションについての案があれば、ぜひ聞かせてほしい。これがひどいアイデアだと思うなら、それをしっかりとした論拠にもとづいて主張してもらえればと思う。いずれにせよ、急ぎでよろしく。僕は今度の金曜の夜にカボチャになってしまうので (※ CCP Veritas は 9月いっぱいで CCP を退社し、Riot Games (League of Legends の会社) へ移るとのこと)。
さあ、互いに殺し合って遊ぼう!
~ CCP Veritas
』
同スレ #32 より
(2014.09.25 11:17 by CCP Veritas)
『
《Arline Kley》
ひとつ質問 : これはロー/ナルセク限定なの?それともハイセクでも設置できる?
制限はなにもつけてないんだけど、僕自身はナルセクでしか試してない。よくよく考えてみると、ハイセクでやった場合 CONCORD に撃墜されてしまうかも。なので、やめておいたほうがいいかもね。
moveme を設定して、プレイヤーを FD-MLJ にあるステーションに転送するようにしておいたよ。チャットチャンネル "moveme" に参加して、"moveme" と発言してもらえれば OK だ。
』
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