[Hyperion] オーバービュー設定の共有手段の追加 - 03

([Hyperion] オーバービュー設定の共有手段の追加 - 02 からの続き)

開発者ブログ 『わけ合えばわかり合える ― オーバービューの改善 (Sharing is caring - Overview improvements with Hyperion)』 より

(2014.08.20 16:14 by CCP karkur)

(※Hyperion リリースではオーバービューの機能性が高まります。本記事はその概要をカバーした開発者ブログの抄訳になります)



Hyperion リリース以降は、オーバービューの設定を他のプレイヤーとゲーム内で共有できるようになる。

共有オーバービュープロファイルに含まれるのは :
  • タブ
  • そのタブに読み込まれたタブプリセット

上記に加え、グローバル (※全体に適用される) 設定である、
  • 優先順位
  • 点滅設定
  • 列の順番

なども含まれる。


まずはオーバービュー設定の仕様をざっとおさらいしておこう。

  • タブを最大 5つまで設定可能
  • タブにはラベルをつけられ、ラベルはそのタブに読み込まれたプリセットからは独立している
  • タブには以下の 2系統の設定が付随する :
    • そのタブの選択時に、オーバービュー内に何が表示されるかを制御するプリセット (オーバービュープリセット)
    • そのタブの選択時に、宇宙空間にどのブラケット (※3D モデルの一つ一つについた小さなアイコン) が表示されるかを制御するプリセット (ブラケットプリセット)
  • これらのプリセットをタブに割りあてるには、希望のタブを右クリックし、右クリックメニューからロードするか、『オーバービュー設定』 ウィンドウのドロップダウンメニューから選択する
  • タブプリセットの役割は、『どのグループ属している対象を表示するか』、そして、『どういう状態にある対象を表示しないか』 を定義すること。2点目における 『状態』 とは、対象が犯罪者である/フリートメンバーである/高スタンディングである、等のコンディションを指す

他の設定についてはグローバルとなる。


オーバービュー設定の共有方法

オーバービュー設定ウィンドウを開き、右上にある UI 要素 ("Share" と書いてあるので簡単にわかるはず) をドラッグ & ドロップすることオーバービュー設定のリンクをはることができる。

この UI 要素をチャットにドロップすると、クライアントからサーバーにそのオーバービュー設定が送られ、そこで保存される。以後、そのリンクがクリックされるたび に、サーバーよりクリックしたプレイヤーのクライアントに設定がダウンロードされ、オーバービューに読み込まれる。いったんサーバーに保存されたオーバー ビュープロファイルは誰の所有物というわけでもないので、リンクさえあれば誰でもアクセス可能。

一度作成されたリンクは、ゲーム内の他のリンクと同様に機能する。つまり、ゲーム内のテキスト入力欄 (MOTD (※チャットウィンドウに最初に表示される 『本日のお知らせメッセージ』)、コーポの概要説明書き、コーポのブルティンボード (※ゲーム内のコーポ掲示板)、ノートパッド、自己紹介欄等) であればどこでもドラッグできるので、他のプレイヤーと気軽に共有できるし、気に入ったプロファイルの一覧を作っておくのも簡単。

なお、タブに読み込まれてはいるがまだ保存されていないタブプリセットについては、共有オーバービュープロファイルに含まれないことに注意。

リンクテキストの変更は、UI 要素 : "Share" の隣のテキストをクリックすることで行う。

いったんプレイヤーのクライアントにロードされたオーバービュープロファイルは、自由に改変可能。リンク元のオリジナルがそれにより影響を受けることはない。


「履歴タブ」 を新たに追加

ここにはロードしたプロファイルが最近のものから 15件表示される。また最後にロードしたのがいつかも表示される。

なお、この履歴はローカル保存なので、大事なプロファイルについてはもっと永続性のある場所 (ゲーム内のノートパッドや自己紹介欄等) に保存しておくことをお勧めする。


「リストアボタン」 を新たに追加

最後にロードしたプロファイルをロードする前の状態に戻してくれる 『リストア』 ボタンを加えた。嫌がらせ目的のデタラメなオーバービューリンクなどをクリックしてしまったときに便利。


共有オーバービュープロファイルと、従来のインポート/エクスポート機能の違い

共有オーバービュープロファイル

リンクを作成したプレイヤーの、その時点でのオーバービューの状態を共有・再現するためのもの。グローバルな設定も含まれるが、タブプリセットについてはその時点でタブに読み込まれていたもののみが含まれる

従来のインポート/エクスポート機能

タブプリセットを個別に扱う。インポート時にグローバル設定が上書きされてしまうのを防ぎたい、といった場合に有効。また、タブプリセットのエクスポートは、その時点でそのタブプリセットがタブに読み込まれているか否かに関係なく行えるので、多数のプリセットを一度にインポート/エクスポートしたい場合にも有効。

インポート/エクスポートは今後はどちらかというと上級者向けという扱いになるので、オーバービュー設定ウィンドウのオプションメニューに移した。

また、エクスポート機能にも今回手が加わっており、このブログで触れた設定がすべて含まれるようになった。新エクスポートには YAML ファイルを用いられる。当座は旧 XML ファイルの読み込みも可能だが、将来的に XML の読み込み機能はゲームから取り除きたいと考えているので、そういったファイルについては YAML ファイルとしてエクスポートし直すことをお勧めする。


その他

オーバービュー設定の UI にさまざまな変更を加えた :
  • 『タイプ』 セクションにフィルターを追加
  • メニューオプションの各項目をより適切な場所に移動
  • 『状態』 セクションの表現を変更

等。

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