(2013.03.15 10:15 の記事 by CCP Stillman)
『New Eden の清く正しい市民のみなさん、ごきげんよう!
今日はみんなの大好きなグラフやニュースについての話題だ。具体的には、ボッティングや RMT への対処状況の話。あとはわれらが CCP ランドでちょっとした変更事項があるのでそれについてもお話ししたい。
2012年 : 対ボット戦争の状況
ここ何週かの間、ボッティング・RMT 対処班はずいぶん忙しく過ごしてきた。「わるもの」をつかまえ、使用許諾契約書や利用規約を破ろうという恥知らずたちに「バン・ハンマー®」を下すために力を注いできた。今回は僕たちが今までやってきたのとはちょっとばかり違ったアプローチをとったということもあり、おかげで興味深いデータをたくさん得ることができた。
今は時期が早すぎるので残念ながらそれについてはお話しできないけど、ちょっと過去にさかのぼって、当時のある戦略について振り返ってみたいと思う。その戦略はもともと 2011年に EVE Security Taskforce によって試用され、Team Security によって 2012年に完全な形で再投入されたものなんだ。これは僕らがいまだに「ESTF Bans」、もう少し人間らしい言葉で言うと「多面的バンシステム」と呼んでいるもので、わるものたちが悪事をはたらくのを止めるためのものだ。
そのシステムは 2011年の同時期に定めたポリシーと深く結びついている。そのポリシーとは悪しき行為に対する僕らの姿勢をよりはっきりさせ、その姿勢を違反者に課される罰に反映させよう、というものだ。僕らはそれを「3回ルール」と名付け、悪しき行為を抑制しフェアプレイ強制する一方で、僕らのかつての緩い対ボットポリシーのせいで悪しき行為をしても問題ないのだと考えるようになってしまったプレイヤーたちに対して、更正の機会を与えようというのがその内容だ。この (まもなく廃止となる) 「3回ルール」とは以下のようなものだ :
- ボッティングによる摘発一回目は 14日間のバン
- ボッティングによる摘発二回目は 30日間のバン
- ボッティングによる摘発三回目は永久バン
- クライアントに対する改ざんはどのような形であれ一回目の摘発で永久バン
- RMT への関与はどのような形であれ一回目の摘発で永久バン
最初の頃はみんなからこのポリシーがわるものに対して甘すぎるとの指摘をずいぶんもらったけど、その当時の僕らの狙いは徐々に変化することを促し「スロウ・バーン (※ゆっくりとだが確実な施策)」で問題の解決にあたることだった。つまり問題を一度に全部解決しようとするよりも (実際のところそんなことは不可能だ)、長期的に問題に取り組もうということだ。その間もこのポリシーを改善していくことについては、それが必要であれば随時柔軟に対応してきた。以下は 2012年の第3・第4 四半期の「ESTF バン」を示したグラフだ。
このグラフが示しているとおり、興味深い傾向が何点か見て取れる。
- 摘発一回目の総数は減少傾向にある (-2.1155x + 127.76、x は週を表す)
- 摘発二回目の総数は第3 四半期は減少傾向だったが第4 四半期は横ばい
- 三回目の摘発は第3 四半期末以来まれ、そしてその第3 四半期においても散発的
「2回ルール」への移行
上記を含むさまざまなデータにもとづき、この件について行った分析とディスカッションの結果、ルールをもっと締めてもいい時期にきているのではないかというのが僕らの今の気持ちだ。というわけで、以下が新しい「2回ルール」で、これは本日より発効だ。
- ボッティングによる摘発一回目は 30日間のバン
- ボッティングによる摘発二回目は永久バン
- クライアントに対する改ざんはどのような形であれ一回目の摘発で永久バン
- RMT への関与はどのような形であれ一回目の摘発で永久バン
今回の移行は「New Eden、そしてルールを守ってくれているみんなに害をなすプレイヤーを阻止することに今後も邁進していく」という僕らの姿勢を反映している。ルールに従いたくないという者が暮らしにくい世界を作るために喜んで変更しようと思うし、みんなもこの変更を喜んでくれればと願っている。これまでルールを変えるようにとたくさんの要望を受けてきたけど、機は熟したと思う。もちろんわるもの達にどんどんプレッシャーをかけて彼らの生活を悪化させるための手だては、引き続き多角的に探して検討している。そのためのアイデアがあればいつでも歓迎するよ。さらに今年で連続三回目となる「この一年の成果」セッションをファンフェストで行う。対ボット戦争にまつわるたくさんのデータと素敵なグラフをお見せすることになるよ。できる限り多くの人にそこで会えればと思っている。
組織変更
現在本件のような問題の対処にあたるチームの組織を変更中なんだ。CCP Sreegs が別な道を求めて CCP を去るのにあたって、Team Security は新たなマネージメントのもと新たなメンバーで活動していくことになる。
チームの構成は以下のとおり :
- CCP Ppeligro : 法の施行者®
- Lead GM Grimmi : ポリシーと指揮
- CCP Doppel : ボット・キラー・デラックス
- CCP Stillman : エンジニアリングと裏方作業
チームはカスタマー・リレーションズ・マネージメント部の VP (vice president) により管理されることになるけど、これによりチームの行う作業が影響を受けることはないよ。
今日のところはここまで。ファンフェストで会えることを楽しみにしてるよ!』
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