「クライアント改造 DEV BLOG」 に関する質疑応答

(DEV BLOG 本文 (日本語) はこちら)

公式フォーラム : DEV BLOG: クライアント改造 ― 使用許諾契約書と君の関係 ― "Client modification, the EULA and you" ディスカッションスレッド #4 より

(2013.04.18 14:09 by CCP Stillman)


《Hosedna》
Wiki にはキャッシュスクレーピングは禁止とある。eve-central のようなメジャーなサイトでキャッシュスクレーピングに依存しているところは多かったと思うけど …。相殺するために API を通じてマーケットデータへアクセスできるようにする予定はあるの?eve-central API に依存しているプレイヤー製のアプリケーションは数多いし、さもないとそれらはみんな … 死ぬしかないけど。商売人にとってはしんどいよ。

キャッシュスクレーピングは使用許諾契約書 (EULA) 違反だ。そして (※罰則の) 適用はこちらの判断で行う。いつだってそうだったようにね。何も変わらないと考えてもらっていいよ。ただはっきりさせたかっただけなんだ。




同スレ #9 より

(2013.04.18 14:15 by CCP Stillman)


《Hosedna》
Wiki にはキャッシュスクレーピングは禁止とある。eve-central のようなメジャーなサイトでキャッシュスクレーピングに依存しているところは多かったと思うけど …。相殺するために API を通じてマーケットデータへアクセスできるようにする予定はあるの?eve-central API に依存しているプレイヤー製のアプリケーションは数多いし、さもないとそれらはみんな … 死ぬしかないけど。商売人にとってはしんどいよ。

《CCP Stillman》
キャッシュスクレーピングは使用許諾契約書違反だ。そして (※罰則の) 適用はこちらの判断で行う。いつだってそうだったようにね。何も変わらないと考えてもらっていいよ。ただはっきりさせたかっただけなんだ。

《Hosedna》
でも「適法に」アクセスできるマーケットデータがあった方が、誰にとってもわかりやすいでしょう?

確かに。もっとさまざまなデータをみんなに提供できればとは思っている。でもそのへんは僕の担当ではないんだ。そういう方向性で働きかけてはいるけどね。



同スレ #16 より

(2013.04.18 14:22 by CCP Stillman)


《Benny Ohu》
キャッシュスクレーピングって、evemon が EVE のキャッシュからマーケットのデータをネット上のエンドポイントに送るときに行ってるアレ?

《Uppsy Daisy》
そのとおり。

プレイヤーの半分がこれで使用許諾契約書違反状態に陥ったってこと。やれやれ。

あまりにお粗末過ぎる。半分のプレイヤーを使用許諾契約書違反にしておいて「罰則の適用はこちらの判断で行う」ってどういう了見なの?説明してほしいわ。

この点については使用許諾契約書は何も変わっていないよ。いつだってこの同じ使用許諾契約書だったんだ。そして現在行われているようなキャッシュスクレーピングを対象としてゲームからバンしたことはないよ。キャッシュスクレーピングはいつだって使用許諾契約書違反だった。そして罰則を適用するかしないかはこちらに裁量権がある。

僕ら「チーム Security 」の仕事はマクロや RMT を排除するために何ができるかを考えることだ。僕らの労働時間はそのために費やされている。このことをどう受け取るかは君に任せるよ




同スレ #21 より

(2013.04.18 14:25 by CCP Peligro)


《Benny Ohu》
キャッシュスクレーピングって、evemon が EVE のキャッシュからマーケットのデータをネット上のエンドポイントに送るときに行ってるアレ?

《Uppsy Daisy》
そのとおり。

僕らの相手はチーター・ハッカー・ボッターなどのたぐいだ。EVEMON ユーザーを相手にしたいわけじゃない。心配しなくていいよ、基本的には。




同スレ #30 より

(2013.04.18 14:30 by CCP Stillman)


《Mechaet》
キャッシュスクレーピングがバン対象になるとは思わなかったけどね。eve-central やその他もろもろのサイトはどうやってマーケットデータを手に入れればいいの?とりあえず僕は EveMon がマーケットデータを送信しないように設定した (まともなプレイヤーであれば誰でもそうするとだろうしね)。今回のようにバン対象であることが明言されてしまったおかげで、悪意のない有用なサイトが違反サイトの立場に追いやられてしまうのは本当に残念だよ。サイト制作者たちはプレイヤーみんなが利用できるサイトを膨大な時間をかけて作ってくれたんだってことを考えると特にね。

商売人が利用できるマーケットデータのフィードを実装するよう働きかけてくれているとのこだけど、それの行く末がはっきりするまではキャッシュスクレーピングによるバンを一旦停止したらどうなの?それとも今現在悪い奴がキャッシュスクレーピングを使った悪いことをしていて、至急その対策をしなければいけないってことなの?

はっきりさせておきたいんだけど、キャッシュスクレーピングによるバンが今回新しく導入されたわけじゃない。使用許諾契約書を見てもらえればわかると思うけど、前のままだ。キャッシュスクレーピングが使用許諾契約書上許可されていたことはいまだかつて一度もない。

罰則の適用については今のところ特に考えはない。少なくとも今一番の優先事項でないのは確かだ。使用許諾契約書に形式的には違反している個別具体的な案件に対して、罰則を適用するべきかどうかの判断はまた別の話で、僕らの裁量によって決まる。僕らが今相手にしているのは他のプレイヤーに被害を与えるもの、具体的にはボッティング、RMT、クライアント改造などだ。




同スレ #35 より

(2013.04.18 14:34 by CCP Peligro)


《Benny Ohu》
キャッシュスクレーピングって、evemon が EVE のキャッシュからマーケットのデータをネット上のエンドポイントに送るときに行ってるアレ?

《Uppsy Daisy》
そのとおり。

《CCP Peligro》
僕らの相手はチーター・ハッカー・ボッターなどのたぐいだ。EVEMON ユーザーを相手にしたいわけじゃない。心配しなくていいよ、基本的には。

《Uppsy Daisy》
で、『相手にしたいわけじゃない』EVEMON ユーザーと、悪いボッターとの区別はどうつけるわけ?違いなんて無いでしょう?全然現実的じゃないんだよ。なんでバンなんてするの?

どうしてそういうことになるのかよくわからないけど、善良なプレイヤーとボットの区別はつくよ。

キャッシュスクレーピングはボットが機能する上で利用されることがあるし、その場合は僕らも動く。一方 EVEMON がボットでないのは明らかだ。




同スレ #38 より

(2013.04.18 14:40 by CCP Peligro)


《Selena Na'sharr》
Logitech G15 みたいな、マクロ機能のあるキーボードについては CCP はどういう立場をとっているの?このキーボードのドライバーはユーザー起動による自動処理をある程度内部的にサポートしているけど。要は僕は新しいキーボードを探さないとけないのかどうか、って問題。

《Ishihiro tanaka》
↑の質問に関する回答よろしく

僕が今使っているキーボードが G15 だよ。もしキーボードをボットとして使用するようなことがあれば、僕らの対応するところとなる。そうでないならまったく問題ないよ。




同スレ #42 より

(2013.04.18 14:45 CCP Stillman)


《Fade Toblack》
もう少し話を進めよう。devblog ではいかなるサードパーティーソフトウェアも (※CCP としてのお墨付きを与えることはないという意味で) 認めないと言いつつ、個々の CCP スタッフからは EVEMON を使うことでバンされることはないとのコメントがあがっている。これはサードパーティー製ソフトウェアに CCP としてお墨付きを与えていることになるんじゃないの?

EveMon を使っているプレイヤーはバンされるべきだと?




同スレ #51 より

(2013.04.18 14:55 by CCP Stillman)


《Uppsy Daisy》
使用許諾契約書はいつだってどうしようもなく曖昧だった。最近までの僕らの認識はキャッシュスクレーピングは使用許諾契約書に反しないというものだった。

《Horatius Caul》
使用許諾契約書というのはそもそも曖昧なものだよ。なぜなら使用許諾契約書というものは、契約当事者甲 (※この場合 CCP) があらゆる事態に備え、君に対してあらゆることができるよう取り決めるために書かれているものだから。使用許諾契約書に明記されていることはほかにもあるよ。CCP はいかなる理由ででも君をバンすることができるんだ。そうしたければね。

ある dev (※開発者) が何かを「問題ない」とか、「問題ないはずだ」とか言ったからといって、それでその何かを「問題ある」と定める使用許諾契約書の合意事項が無効化されるなんてことはない。使用許諾契約書は会社を守るために法律家によって書かれたものであり、そこらへんのスタッフがその内容をどうこうできる性質のものではない。

彼らに許されているのはケース・バイ・ケースで個別具体的な案件を判断し、罰則を適用するかしないかを決めることであり、それが現在 CCP のセキュリティーチームが行なっていることだ。やろうと思えばサービス利用規約や使用許諾契約書を一言一句文字通り解釈して、EVEMON を使っているプレイヤーだけにとどまらず、Triexporter をつかって EVE の 3D モデル、テクスチャ、フォントをいじったことのあるプレイヤーもすべてバンすることができる。でも CCP はそんなことをしたことはない。なぜなら彼らはそういったソフトウェアがコミュニティーにとって有用なものであると判断しており、その使用者を悪い人間だとはみていないからだ。使用許諾契約書に違反はしていても、ボッターとそうでないプレイヤーがおり、CCP は両者を区別をするよう努力してきている。そこまでやってる会社ってなかなかないよ。

『これは使用許諾契約書違反ですか?』という質問は『私はこれによりバンされますか?』という質問とはまったく別のものだ。

まったくその通り。

僕らを信じてほしい。ゲームに害をなさないプレイヤーをバンすることに興味はないんだ。




同スレ #71 より

(2013.04.18 15:12 by CCP Stillman)


《Two step》
(※省略)

《Minimax Zed》
同意。

それと何が残念かって、このゲームを愛しており、それゆえたとえどんな形であれ決して使用許諾契約書に違反したくないと考えているプレイヤーも存在しており、そんなプレイヤーの葛藤を CCP Stilman が理解してくれていないというところだ。

「適用されない」なんて曖昧な約束をされても、正直なところ少しも気持ちは休まらないな。

そのように受け取られてしまうのは残念だよ。でも今回この件をあらためてはっきりさせたのは、使用許諾契約書が具体的な事項に関してどう定められているのかを、誠意を持ってみんなに知ってもらうためだ。

使用許諾契約書はあのとおりのものだ。でももし使用許諾契約書の内容に恣意的に例外を認めてしまうようなことをすれば、使用許諾契約書が存在する意味がなくなってしまう。使用許諾契約書が課す内容に関してプレイヤーに誤解させるようなことがあってはならない。だから僕らは使用許諾契約書が何を定めるかをこうして言明し、それが個別の事項にどのように適用されるかを説明することを選んだ。

でも覚えておいて欲しいのは、罰則の適用はまったくの別問題だということ。僕はここでの自分の仕事がなんだかわかっているし、定期的に詳細を伝え話し合ってきているのでみんなにも知ってもらえていると思う。そう、ボッティングと RMT への対処だ。そして今後はそこに既知のボットを使用したクライアント改造に対する対処も加わる。




同スレ #74 より

(2013.04.18 15:12 by CCP Peligro)


《Big Jim Slade》
オーバービューの xml ファイルをいじってオーバービューをカスタマイズできるけどそれはどうなるの? xml をいじってプレイヤーが UI を使いやすく改造したりしないよう監視したりしているの?

いんや。それについては心配いらないよ。僕らが相手にしているのはハッカー、ボッター、RMTer だ。




同スレ #80 より

(2013.04.18 15:16 by CCP Stillman)


《Muscaat》
何年ものあいだ CCP は「キャッシュスクレーピングは問題ない」と言い続けてきた。そう思っていたらある日突然真逆の DEV BLOG と wiki ページがあらわれて「キャッシュスクレーピングはバン対象で、われわれにはプレイヤーをバンする権利がある」って話になった。でもフォーラムのコメントスレッドでは「キャッシュスクレーピングはバン対象だし僕らにはその権利はあるけど、多分バンしないよ」的なことを言い出す dev が現れた。

何一つ「はっきり」していないように思うんだけど。

僕にとってこれは個人的にも問題なんだ。僕はマーケットデータを収集するキャッシュスクレーパーアプリケーションを書いたし、それを利用したウェブサイトも運営している。キャッシュスクレーピングは問題ないと言われていたからこそ何年ものあいだ開発に時間を割いてきたのに、ここにきて CCP はこれを理由として僕をバンできることになった。正直なところ気分が悪いんだけど。

それに世の中には僕なんかよりもはるかに多くの時間をサードパーティーアプリケーションの開発に割いてきた人たちがたくさんいる。

小さいことにこだわるように思われるかもしれないけど、ゲームに膨大な時間を費やした後に、突如そのことでバンの危機にさらされている立場のものとしては、できるかぎりはっきりとした答えを求めずにはいられないんだ。

もう一度繰り返させてもらおう。本件に関し使用許諾契約書に変更は加わっていない。今回こうしてあらためて明言したのは CCP Sreegs による「形式的には使用許諾契約書違反にあたる」という発言にたくさんの問い合わせがあったことへの対応としてなんだ。CCP Sreegs の発言は多くのプレイヤーを非常に混乱させたため、こうして僕らが彼の意図を説明して回っている。彼の発言内容は正しいものだったからだ。発言の内容はこちら




同スレ #87 より

(2013.04.18 15:21 by CCP Peligro)


(※同じく上記 Muscaat 氏の発言に対して)

君の不満はよく分かるよ。プレイヤーに対する脅しとしての意図は一切なかった。

キャッシュスクレーピングは不適切な目的で使用される可能性があるという事実はわかってほしい。たとえばマーケットボットなどにそういった目的で使用された場合、ゲームの健全さが損なわれることになる。このポリシーはゲームを守るため、そしてプレイヤーがゲームを楽しむ権利を守るためにあるんだ。

本件に関して画一的に yes か no を述べることはできない。でもこうして僕らの意図を説明することで、善良なプレイヤーが僕らが意図してもいないようなことを理由としてバンされる心配をしなくても済むようになればと願っている。

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