[Odyssey 1.1] 中型レールガン、ビームレーザー、アーティレリキャノン調整 (全文)

公式フォーラム : 開発者スレッド 『中型レールガン、ビームレーザー、アーティレリキャノン調整 ([Odyssey 1.1] Medium Rail, Beam and Artillery rebalance)』 #1 より

(2013.07.18 10:49 by CCP Rise)


みんなおはよう!

この提案への批判は、以下の根拠を読んでからにしてね♪

オッケー、まずは数字を見てもらおうと思う。そのあとにどうしてこうなったかについての長文を。


中型レールガン (全サイズ、全メタ):
  • +15% 発射頻度 (Rate of Fire)
  • +15% ダメージ乗数 (Damage Multiplier)
  • -15% 追跡速度 (Tracking Speed)

中型ビームレーザー :
  • +25% ダメージ乗数
  • -10% 追跡速度

中型アーティレリキャノン :
  • +10% 発射頻度
  • -5% 追跡速度


というわけで、全体的にどうしたかというと、中型ロングレンジタレットのダメージをかなり増やす一方で、追跡速度 (tracking) は少々低下させた。

ここで最終的に目指したのは、PvP でも PvE でも十分に使い物になる程度にまで中型ロングレンジタレットの価値を引き上げることだ。今のように、使っていると笑いものになってしまうような武器ではなくね。でもこれを達成しようとすると、どうしても大型武器や、中型ショートレンジタレットの領域を侵害してしまうことになる。中型ロングレンジタレットが少しでも日の目を見るには、ダメージ面での強化が必須なのは間違いなかったけど、ダメージが強化されればされるほど、他の武器系統には圧力がかかってしまう。そこで追跡速度を若干低下させることで、中型ショートレンジタレットの利点は保護しつつ、大型武器の対抗馬としてはさまざまな状況で十分に使い物になるようにすることを目指した。

最後の部分がなぜ成り立つかを理解するためには、追跡速度の仕様を理解することがとても大切だ。ここで例を挙げて説明してみたい。

  • ヌル弾を使用した典型的な中性子 (Neutron) ブラスタータロスの追跡速度 : 0.0794
  • アンチマター弾を使用し、新しくなった 250mm レールガンを積んだデイモスのトラッキング : 0.0304

一見デイモスに比べてタロスのトラッキングが 3倍近く優れているように見える。でも実際にはシグネチャ分解能 (signature resolution) の要素が計算にかかわってくるため、動いている相手に対しての追跡速度はデイモスのほうがヌルタロスよりも 19% ほど優れているんだ。

追跡速度とスキャン分解能を合わせた、「実際の」 追跡速度の値は以下のようなものになる :

  • ヌル弾を使用した典型的な中性子 (Neutron) ブラスタータロスの実際の追跡速度 : 0.0001985
  • アンチマター弾を使用し、新しくなった 250mm レールガンを積んだデイモスの実際の追跡速度 : 0.0002432

他の船や状況についてこのようなかたちでの比較をしてみたいのであれば、追跡速度を武器のシグネチャ分解能で割って得られた答えを比較すればいいんだ。追跡速度についての詳細な解説を読んでみたければ、Azual Skoll によるこのブログ記事をお勧めするよ。

中型ロングレンジタレットの調整に関して CSM と話し合いを (たくさん) するなかで、例としてよく話題にあがった状況が、標的はタルワー (Talwar) だったとして、こちらはどの船を使用するのが適切なのか、というものだった。中型ロングレンジタレット船がいいのか、それとも大型ショートレンジタレットを積んだアタック BC (※トルネードやタロスなどのいわゆる Tier 3 BC) のほうがいいのか。そこで僕は 3種の装備を含んだ DPS グラフを作った : 200mm レールガンを積んだソーラックス、250mm レールガンを積んだデイモス、それに中性子 (Neutron) タロスだ。どれもトラッキングエンハンサーを 2つ装備している。タルワーは MWD を最高速度で使用のうえ、60度の角度で動いている (よく遭遇するような状況だとは思うけど、もちろん他にもさまざまな状況はあり得る)。どのような結果になるかはこちらのグラフで確認してもらえる。

もちろん中型ロングレンジタレット船を選ぶ理由は他にもたくさんある。価格、速度、生残性、射程距離などだ。全体としてパワークリープ (※ MMO 一般で、プレイヤーの能力値が全体としてじりじり上昇することで、ゲームバランス的に収拾がつかなくなること) が少々心配ではあるんだけど、今回の調整で中型ロングレンジタレットが良い位置に収まってくれればと思っている。

強襲型巡洋艦 (HAC) 調整スレもお見逃しなく。今回の調整は HAC にも影響を与えることになるし、HAC への調整は中型ロングレンジタレットに影響を与えることになるからね。

フィードバックを楽しみにしているよ。

CCP Rise




同スレ #17 より

(2013.07.18 11:54 by CCP Rise)


《Morel Nova》
アーティレリの発射頻度への強化をダメージボーナスに変えてよ。アーティレリはアルファ (※初撃、または一撃・ボレーダメージ) がでかくてなんぼだし、このままじゃどの武器も似たようなものになってしまってつまらないよ。

アーティレリがダメージではなく発射頻度にボーナスを得るのは意図的だよ。今回の調整の前から、アーティレリハリケーン・アーティレリムニンは使い物なっていたわけだし、アーティレリのアルファは十分だ。現状で問題のないアーティレリのアルファを過剰に強化してしまうことなく、DPS の面でアーティレリキャノンをレールガンやビームレーザーと比べて、ある程度遜色のないレベルに保つのが狙いだった。

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