※バンシステムについての私の補足記述に誤りがありました。バンされた船種は、相手チームだけでなく、その指定をしたチーム自身も使用できないとのことです。
開発者ブログ 『アライアンストーナメント XI ルールとフォーマット (Alliance Tournament XI Rules and Format)』
(2013.05.30 11:34 by CCP Bro)
『
トーナメントのフォーマット
アライアンストーナメント XI では予選ラウンドやグループラウンドを廃止し、一続きのダブルエリミネーショントーナメント方式
(※ 1回負けただけでは敗退にならないトーナメント形式、のようです) を採用した。各チームの振り分けはランダムで行われる。
トーナメントの全期間を通じてフォーマットはほぼ変わらないが、以下の点が例外となる。
- 時間の節約のため、および繁雑さをなくすため、第1週の試合についてはバンシステムを採用しない。バンシステムが採用されるのは第2週、第3週の試合のみ。
- 勝者グループの最終 3試合と、敗者グループの最終 2試合は、3連戦で成績の良い側の勝利となる。
- 決勝戦は 5連戦で成績の良い側の勝利となる。ただし勝者グループからの出場者が 1勝した状態からの開始となる。
ルール
トーナメントのルール
64チーム出場による単一ステージ、ダブルエリミネーショントーナメント方式。
所持アカウント数に関わらず、ひとりのプレイヤーはひとつのアライアンスでしか出場することができない。
出場パイロットは、UTC 2013年 5月 15日 11:00 までに該当アライアンスに所属していた必要がある
(※この日時は締め切り後に抜き打ちで発表されたので、かなり物議を醸していました)
該当アライアンスのメンバーは、そのアライアンスが出場するどの試合にも自由に参戦できる。また各ルールはメンバー全員に適用される。試合ごとにメンバーが変わることはさしつかえない。
試合のルール
各チームは 1試合につき最大 12人のパイロットを参戦させることができる。
試合時間は 10分。時間切れの場合は戦闘は中止され、高ポイントを獲得した側の勝利となる。以下の 「勝利条件」 参照。
故意のポッド破壊は
禁止。ルールを破ったプレイヤーは罰せられることがある。またポッド破壊による被害はすべて補償される。
ペナルティ
ルールを守らなかったプレイヤーには、違反の程度に応じてさまざまなペナルティが課せられることがある。ペナルティはすべてトーナメントレフリーの裁量にて課される。裁定が覆ることはない。ペナルティはプレイヤーまたはチームに対して課され、以下のようなものがあるが以下に限らない。
- ポイント減少
- 攻撃系艦船のシールド・アーマー・ストラクチャ・キャパシタを半減
- 攻撃系艦船の強制移動
- フィールドからの除去
- 1試合またはそれ以上の出場禁止
- 以後の試合 および/または 将来のトーナメントへの出場禁止
レフリーは試合を無効としたり、いずれかのチームが戦意を十分に示していないと判断した場合には、試合の結果を決定することができる。トーナメントは各パイロットが自らの腕前を披露するための場であり、見ていて面白いものでなければならない。
場所および競技態様
出場者は試合開始予定時間の 20分前にはそれぞれの船にのり、フリートに所属していなければならない。各チームは GM により特別な星系に移され、それぞれチーム 1、チーム 2 として扱われる。この時点までに準備ができていなかった場合は、その試合を欠格となり、対戦相手が自動的に勝者となる。
第2週および第3週の試合については、バンする船種を決定するために各チームのキャプテンは試合の 45分前の時点でオンラインかつ連絡が取れる状態でなければならない。バンの詳細についてはサブセクション : 艦船とバンにて述べる。
星系内には 8つのビーコンがあり、それが試合の開始地点となる。ビーコンはそれぞれのチームに 4つずつ割り当てられている。各チームはそれぞれのキャプテンが選択したビーコンに移動させられる。
合図とともに各チームは任意の距離 (最大 50km ) でビーコンにワープする。ワープインの距離はメンバーごとに異なっていてもかまわない。
アリーナはセンタービーコンを中心として半径 125km の範囲である。
ホストがカウントダウンを行う。カウントダウン終了と同時に、ホストはアリーナ内のすべての船のターゲットロックを解除する。
アリーナからワープアウト、もしくはアリーナの範囲を逸脱した船は破壊される。これには回線切断による緊急ワープも含まれる。このルールは試合中および試合開始前にも適用される。
アリーナ内でのワープは
禁止。
カーゴコンテナ、その他、アンカー可能なアイテムを船外に排出しては
ならない。通常のジェティソン缶を排出することはさしつかえない。
各チームがアリーナ内で位置について以降、試合開始までのあいだには以下の制限が課される。
- 試合開始前にプレイヤーをロックしてはならない。
- 試合開始前に攻撃系モジュールまたはロックを必要とするモジュールを起動してはならない。
- 試合開始前にドローンを発進してはならない。
- 試合開始前に動いてはならない。
試合中に乗船してはならない。
艦船とポイント
使用する船を選ぶにあたって各チームは 1試合につき持ち点 100 を与えられる。
各チームは 1試合につき最大 12隻の船を参戦させることができる。
各チームは 1試合につき同一の船を 3隻までしか参戦させてはならない。同一の船とは同一の名前を持つ船のことで、同一の船体を持つ船ではない。例えばマーリン 3隻、ホーク 3隻、ハーピー 3隻という構成には問題がない。
各チームは 1試合につき支援型巡洋艦 1隻、または Tech 1 支援巡洋艦 1隻、または支援フリゲート 1隻までしか参戦させてはならない。
(※日本語名だと 3種とも 「支援」 で区別しづらいですが、英語版ではそれぞれ Logistics、Support Cruiser、Support Frigate、となります。つまり 「ロジスティック」 と言えば Tech 2 船のことで、 Tech 1 船については 「サポートクルーザー」 もしくは 「Tech 1 ロジ」 と呼ぶことになります)
各船に割り当てられたポイントは以下のとおり。列挙されていない船種を参戦させることはできない。
- Battleship, Pirate Faction (海賊仕様船艦) - 20
- Marauder (襲撃型戦艦) - 19
- Battleship, Navy Faction (海軍仕様戦艦) - 19
- Battleship (戦艦) - 17
- Black Ops Battleship - 17
- Command Ship (指揮型巡洋戦艦) - 16
- Strategic Cruiser (戦略的巡洋艦) - 16
- Recon Ship (電子戦型巡洋艦) - 14
- Battlecruiser, Navy Faction (海軍仕様巡洋戦艦) - 14
- Battlecruiser (Including Gnosis) (巡洋戦艦 (ノーシスを含む) ) - 13
- Logistics Cruiser (支援型巡洋艦) - 13
- Cruiser, Faction (海賊仕様巡洋艦) - 12
- Heavy Assault Cruiser (強襲型巡洋艦) - 12
- Heavy Interdictor (ワープ妨害型巡洋艦) - 12
- Tech 1 Support Cruiser (Tech 1 支援巡洋艦) - 10
- Cruiser (巡洋艦) - 7
- Bomber (爆撃艦) - 5
- Electronic Attack Frigate (電子攻撃フリゲート) - 5
- Frigate, Faction (海賊仕様フリゲート) - 4
- Assault Frigate (強襲型フリゲート) - 4
- Tech 1 Disruption Frigate (Tech 1 電子戦系フリゲート (※マウルス、クルセファー、グリフィン、ヴィジリ) ) - 4
- Interdictor (ワープ妨害型駆逐艦) - 3
- Interceptor (要撃型フリゲート) - 3
- Destroyer (駆逐艦) - 3
- Tech 1 Industrial Ships (Tech 1 輸送艦) - 3
- Frigate (フリゲート) - 2
フィッティングに関する制限
以下を除き、すべての Tech 1、Tech 2 モジュールを使用可能。
- リモートアーマーリペアシステム、シールドトランスポーターは使用してはならない。ただし支援型巡洋艦、戦略的巡洋艦、Tech 1 支援巡洋艦、Tech 1 支援フリゲートのいずれかのうち、1隻にのみ搭載してもよい。
- エネルギートランスファーアレイは各船に最大 1つまでしか搭載してはならない。
海軍・海賊勢力、COSMOS、デッドスペース、士官モジュールを搭載しては
ならない。
Tech 1 のリグは搭載してよい。Tech 2 のリグは搭載しては
ならない。
Tech 1、Tech 2 の弾薬、ミサイル、チャージはすべて使用してよい。海軍・海賊勢力系の弾薬、ミサイル、キャップブースターも使用してよい。
支援専門、「強化型」も含め、ドローンはすべて使用してよい。
perception (知覚)、intelligence (知性)、willpower (精神力)、memory (記憶力)、charisma (カリスマ) 以外の能力にボーナスを得られる属性エンハンサーインプラントを使用しては
ならない。
Genolution "CA-" (ゲノルーション CA 系) インプラントを使用しては
ならない。
リーダーシップインプラントを除き、末尾に "1"、"2"、"3" を持つスキルハードワイヤリングインプラント以外を使用してはならない。
(※前回までのアライアンストーナメントでは、裕福なアライアンスは試合ごとに 6% インプラントを抜いては差し、抜いては差しといった戦い方をしていたそうです。所持金ではなく作戦力・組織力・個人の技量を競わせるという趣旨から、今回この制限が導入されたようです)
リーダーシップインプラントは使用してよい。
ブースターを使用しては
ならない。
クローク (遮蔽) を使用しては
ならない。
キャップブースターは使用してよい。
超小型ジャンプドライブ (Micro-jump drives) は使用してよい。
補助シールドブースター (ASB) は各船に最大 1つまでしか搭載してはならない。
フラグシップ (旗艦)
Tech 1 の標準型戦艦、または海軍・海賊勢力系戦艦のうち 1隻をフラグシップとすることができる。
フラグシップを試合に出場させる場合、各キャプテンはそのたびごとにその旨、およびどのパイロットがフラグシップを操艦するのかを GM に連絡しなければならない。
フラグシップには、そしてフラグシップにのみ、以下に列挙するモジュールの勢力系、士官、COSMOS、デッドスペース版を搭載できる。
- すべてのハイスロット用モジュール (リモートアーマーリペアシステム、シールドトランスポーター、遮蔽装置を除く)
- 電子戦モジュール
- 兵器強化 (Weapon Upgrades) モジュール
- シールドブースターを 1つ、またはアーマーリペアラを最大 2つ
フラグシップは事前に船種を決定しておく必要があり、7月 14日までに EVEmail にて "CCP Alliance Tournament"
(※キャラクター名) に連絡しなければならない。フラグシップの装備を公開する必要はない。従来とは異なり、フラグシップにつけた名前を公開する必要はないし、固定である必要もない。フラグシップの装備は試合ごとに変更してもかまわない。
フラグシップとして登録された船種は、締め切り後にアライアンストーナメントのフラグシップセクションにて公開される。
フラグシップは任意の試合で使用できる。その船種が相手チームによりバンされた場合でもそれを無視して使用することができ、上記の例外を除きあらゆる点で普通の船と同様に扱われる。
フラグシップへの割り当てポイントはその船種の通常版と変わらない。
フラグシップの使用は完全に任意であり、いかなる試合においてもフラグシップを出場させなければいけないような義務はない。
フラグシップが撃墜された場合は、それ以降本トーナメント中にフラグシップを使用することはできない。
勝利条件
試合が始まると、各チームは相手の船を撃墜するごとに、その船に割り当てられたポイントを獲得する。ポイントはチーム編成時に使用されるポイントと同一である。勝者となるのは試合終了時により多くのポイントを獲得していたチームか、相手を全滅させたチームである。
編成時に使用したポイントが 100ポイントに満たなかった場合、使用されなかったポイントは対戦相手のスコアに加算される。
10分経過後にスコアがタイだった場合、タイムダイレーション
(※遅延) システムを使用してトーナメントが行われている星系の時間の進みを早め、試合が早期に決着するようはからう。
万が一 15分経過しても試合の決着がつかない場合、勝者となるのは試合開始時のチーム全体での潜在 DPS が高かった方のチームである。潜在 DPS はトーナメントで使用される自動 「アタックバー」 により計測される。
艦船とバン
艦船のバンはトーナメントの第2週および第3週に行われる。第1週の試合ではバンは行われない。
(※ここでのバンとは、特定の船種を指定し、相手チームが 双方のチームがその船種をその試合で使用することを禁止するシステムのことです。これによって相手の得意とする戦術を封じたり、こちらの戦術にとって不利になる船種をあらかじめ除くことができるようになります。各チームには一層の艦船知識と判断力が求められることになります)
トーナメントの第2週および第3週については、バンする船種を決定するために各チームのキャプテンは試合の 45分前の時点でオンラインかつ連絡が取れる状態でなければならない。44分前の時点でキャプテンとの連絡が取れない場合、そのチームのバンの権利は喪失する。
各チームは
相手チームの使用する船から 2種類の船をバンできる。
バンの指定は以下の手順で行われる :
どちらのチームからバンを指定するかはランダムで決める。
トーナメントで使用可能な船は、すべてバンの対象となる。
バンは New Eden Open で使用された 1-1-1-1 方式ではなく、1-2-1 方式で行われる。つまりチーム A がまずバンする船種を 1つ指定し、続いてチーム B がバンする船種を 2つ指定し、最後にチーム A がバンする船種を 1つ指定する。
各バンは 30秒以内に指定する必要がある。時間内に船種の指定がなかった場合、そのバンの権利は喪失する。
各バンは特定の船種に対するものであり、クラスや同一船体系列に対するものではない。例えばハーピーをバンしたからといって、ホークや、フリゲート全体がバンされることにはならない。
フラグシップはその船種がバンされた場合でも使用できる。
バンされることにより狙ったセットアップが大きく影響を受ける可能性があるため、各チームは複数の船種編成を用意するよう努めるべきである。代わりの船を用意するために余計な時間を取ることは許されない。
トーナメントの最終日においては、船種のバンが確定してから編成を用意するまでに 15分しか与えられない場合もある。多くのチームにとって、これは時間的に極めて厳しいものとなる。ニューエデンの覇者となるチームには、高い適応力が求められる。
』