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EVE においてラグは、基本的には多数のプレイヤーが宇宙空間で複雑な行動をとることによってひきおこされる。プレイヤーの一人一人が何らかの行動をするたびに、その行動をリアルタイムで処理していく必要があるが、負荷の高い状況ではハードウェアがプレイヤーの行動を処理しきれず、ラグが起こる。こういった現象は艦隊戦において最も顕著だ。
件のハードウェアは 「ノード」 と呼ばれ、ノード上ではゲーム内のリージョンが処理されるが、リージョン内の活動量が比較的小さければ、ひとつのノード上で複数のリージョンを処理可能だ。しかし、リージョン内の活動量が上昇するにつれて各ノードは処理性能の限界に近づき、最終的にはリアルタイムでの処理ができなくなる状態にまで達する。
ここで力を発揮するのがタイムダイレーションだ。ノードの負荷が高くなると、タイムダイレーションにより EVE 内の時間経過が引き延ばされる。安定して処理できるレベルにまでノード上のすべての星系の時間を遅くすることで、ハードウェアは処理を余裕をもって行えるようになるのだ。プレイヤーはこれを、たとえば 「タイムダイレーション 50%」 であれば、「ゲームがいつもの 50% のスピードで動く」 というかたちで経験することになる。タイムダイレーションの状態はアイコンによってクライアント上に示される。
クライアント上での表示
ノードの負荷が (プレイヤーの活動量増加により) 一定量に達すると、そのノード上で動いているすべての星系にその時点でのタイムダイレーション量を示すアイコンが表示される。スクリーンショットに映ったアイコンは黄色のものだ。
ざっくりと指針を示すと :
アイコンの色 | 時間経過 |
Green | 若干遅くなる |
Yellow | 通常の半分 |
Red | 低速 |
』
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