[Odyssey] センサーオーバーレイ (テストサーバー) - 03

([Odyssey] センサーオーバーレイ (テストサーバー) -02 からの続き)

公式フォーラム : 開発者スレッド 『フィードバック求む : 新センサーオーバーレイ "[Odyssey Feedback Request] New Sensor Overlay"』 #395 より

(2013.05.27 16:19 by CCP Greyscale)

(※原文が投稿されてから若干時間が経っています)


やあみんな。

ずっとこのスレッドの内容を把握しておきたいとは思っていたんだけど、投稿された翌日から 1週間の休みをもらっていたうえに、先週も腰を据えてじっくりスレッドを読むという時間が取れなくてね :D

Singularity に現在実装されているセンサーオーバーレイは (当然ながら) 最終案に非常に近い。このスレッドを読み進める過程で、当初にみんなから寄せられていた懸念の、少なくとも一部は解決できていたということがわかって安心したよ。僕らとしてはあのまま実装するつもりでいたものも中にはあったからね ;) 最後に大きな変更として、さきほど CCP Masterplan からもあったとおり、ツールチップに表示される初期信号強度をすべて 0% (シグネチャ) か 100% (特異点/アノマリ) のいずれかとなるよう変更するつもりだ (※当初は星系にジャンプインした時点で、ツールチップとスキャン結果のウィンドウに深宇宙スキャナープローブ (Deep Space Probe 以下 DSP) 1個でスキャンした場合と同様の信号強度が表示されていました)

これによって解決できる問題が二つある。ひとつは信号強度の高いサイトにおいて、プローブによる最初のスキャン結果がセンサーオーバーレイの示した信号強度に比べて低く現れてしまうという (不格好で非直感的な) 現象がもたらす混乱を取り除くことができる。もうひとつは、新システムにより上がりすぎた効率を部分的に引き下げてくれるものと考えている。

上級の探検家たちが従来使ってきた DSP 用の信号強度リストは、これにより当然のことながら活用するのがいくぶん難しくなる。一目でそれとわかる値がなくなってしまうわけだからね (とは言え、ツールチップに表示された [カッコ書き] による推定距離の範囲から大体のところは導き出せる。ちょっとした暗算が必要になるけどね)。プローブの 『散開型』 フォーメーションが導入されたことでこれを 『貧乏人の DSP』 として活用することができるとは言え、現段階においてはプレイヤーがアクセス可能な情報が減ってしまうのは間違いない。でもオデッセイで各所に実装される新機能によって向上する作業効率も考慮に入れるならば、実際問題としてはオデッセイ前に比べてオデッセイ以後のプローバーが大きく不利になるということはないはずだ。

フィードバックとしてこれまでに返してもらった事柄の中には、現時点では対処する予定がないものもある。

ひとつはワームホール内のインテル (※周辺の状況を把握するための情報およびそのための手段全般) に与える影響に関して。センサーオーバーレイの実装によって現状からのシフトが起こるのは明らかだけど、現状をあからさまに打ち壊してしまうほどのものではないはずだ。センサーオーバーレイによって得られるインテルは、プローブを射出して 『スキャン』 を押しまくることで現状でもすでに得られるし、退屈かつ頻繁に手動で繰り返し作業を行うことが必要になるようなシステムは好ましくないと思っている (はいはい、D スキャン (指向性スキャン) ね、承知しております)。だから表面的なレベルでは、ワームホールでのゲームプレイはセンサーオーバーレイによって単純に向上するものとみているよ。もちろん現実のゲームプレイのなかでの成否がどうなるかはこれから判断していくことになるけど、もしセンサーオーバーレイが実装されたことによりワームホールというコンテンツの魅力が大幅に削がれるようであれば、変更を加えていくつもりだ。でもフライングで結論に飛びつく前に、コミュニティーの中でもより創造力のあるプレイヤーに実際に試してもらいたいと思っているんだ。

もうひとつは星系にジャンプインした時の最初のスキャンについてと、それに関連したオプションの少なさについてだ。もうすぐ開発者ブログがでるはずなのでこの点についてはそこでもっと詳しく話せるとは思うけど、このフィーチャーの狙いは、ざっくり述べるとあらゆるキャラクター年齢のプレイヤー (もちろん初心者も含めて) が探検の世界をもっと自然に意識できるようにすることだ。そしてジャンプインスキャンはその目的を達成するための核なんだ。今まで隠されていたものに対する扉がジャンプインスキャンによって永遠に開かれることになる。また、もう少し大局的な面での話になるけど、少しずつプレイヤーがクライアント上でアクセス可能なオプションを減らしていきたいと思っている。これによって、逆に 『あえて複雑さをもたせた部分』 には効率よく労力を向けることができるようになるし、システムを開発・維持していく上でもそのほうが安上がりなんだ。理想としてはジャンプインスキャンが星系ジャンプの一部として溶け込んでしまうよう調整していきたいと考えている。「頼みもしないのに勝手に何かやっているよくわからないもの」 ではなくね。これがお節介となり過ぎて当初の目的を損なうことのないよう、リリースの前後に渡ってリアルタイムで観察していきたいと思っている。

(現在 CCP Frellicus が 「常時オン」 にしたときのセンサーオーバーレイのスウィープ頻度をもっと少なく調整するための時間を作ろうと頑張っているんだけど、リリース前にこれが間に合うかは今のところ何とも言えない。)

センサーオーバーレイに表示されてもおかしくないものは知ってのとおりまだまだ他にもあるし (ブックマーク、ミッション地点、指向性スキャンなどなど)、センサーオーバーレイの機能を拡張していくための素描的な案は、それが日の目を見るかどうかは別として、僕らのほうにも色々とある。今後大幅に機能が拡張されるようなことがあれば、今よりもさらに本格的なフィルターをつけないといけなくなるかもしれないね。

ここで触れていない点でなにか質問があれば聞かせてほしい :D

Greyscale

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