新 EVE ランチャーに関する開発者のコメント

公式フォーラム : 開発者スレッド 『2013年 5月 21日 EVE ランチャーアップデート (EVE Launcher update on May 21, 2013)』 #1843 より

(2013.05.21 23:32 by CCP Atropos)


Steam から遊んでくれているみんなへ : Steam から EVE を起動すると、EVE ランチャーが以下のメッセージとエラーコード 『Sorry an error occurred while processing your request』 を表示するとともにエラーをはいてしまう。この問題はすでに内部でも再現できており、現在解決に向けて作業中だ。当座は EVE クライアントを Steam 外で起動することにより問題を回避することはできる。

Steam アカウントと関連づけられた EVE のインストール先を見つけるには、Steam ライブラリの EVE オンラインタブを右クリックし、Properties を選択する。そこから Local Files タブを選択し、Browse Local Files ボタンをクリックする。これで表示されるウィンドウが EVE のインストール先のはずだ。あとは eve.exe をダブルクリックすれば OK。このワークアラウンドでもまだ問題が発生するようであれば、launcher/cache フォルダにあるランチャーのログファイルを添付してぜひバグレポートを寄せてほしい。




同スレ #1871 より

(2013.05.21 23:55 by CCP Atropos)


従来のログインスクリーン、およびログオフオプションについて : これについては別のスレッド (ここ (※公式)) ですでに述べた。従来のログインスクリーンの機能自体はまだ存在しており、実際多くのプレイヤーが EVE ランチャーをバイパスして旧方式でログインしている。

この新しいログイン方式は、ユーザーのログイン態様を変えていくための第一歩とするために実装されたものだ。「壊れていないものを直すな」 とはよく言われるけど、だからといって優先事項を曲げるわけにはいかない。今回の意図は以下のようなものだった : 現在ユーザーは複数アカウントによる多重ログインを快適に行うためにいろいろと工夫して、複雑なインストーレーションを行ったりしているわけだけど、CCP が会社として正式に多重ログインをサポートしたことはこれまで一度もない。でも新しいログイン方式を実装し、シングルサインオンサービスをサポートすることで、そんな煩雑なインストーレーションからユーザーを解放し、CCP や CCP が提供するサービスとしてなにかもっとふさわしいものを手にしてもらう、その布石となるものを実装したかった。

もう少し詳しく述べよう。現在、多重ログイン絡みでプレイヤーによる独創的なセットアップがいろいろと出回っている。物理的な多重インストール、ハイブリッドシムリンク、ジャンクション、ソフトリンク、ハードリンク、パーシャルコピー、などなど。そしてどの場合においてもそのようなセットアップを行う理由は大抵ただ一つ、個別のゲーム内セッティングを維持するため、もしくはログインまでの時間的な流れを短縮するためだ。今日 「実装」 ―― 問題が多く、無様な 「実装」 ではあったにしても (そしてその点については大変申し訳なく思っている) ―― されたのはシングルサインオンサービスで、このシングルサインオンサービスを通して上記の問題に対処し始めることができるんだ。僕の思い描く最終的な将来像はこうだ : 『EVE ランチャーに一度だけログインすると、単一のEVE マスターアカウントもしくは他の OAuth プロバイダー経由でリンクされた全アカウントのセッティングをランチャーがクラウドより取得し、ユーザーはクリックひとつでキャラクターの切り換え・選択を行うことができるようになる。』

そしてログオフボタンについてだけど、ほとんどのプレイヤーはこれをログオフにではなく、ゲームを中断してすばやくログインスクリーンに戻るのに使っていた。新 EVE ランチャーが採用したトークンベースの認証方式は EVE クライアントからはクリアされないので、EVE クライアントが再起動しようとするとすでに期限が切れた認証情報で再接続を試み、その結果エラーメッセージが返ってきてしまう。完全な状態ではないし、明日以降この問題にも対処していきたい。




同スレ #1883 より

(2013.05.22 00:05 by CCP Atropos)


EVE のセッティングが消えてしまう問題について : これは旧ランチャーから新ランチャーへのアップグレードを行うインストーラーに含まれていたバグによるものだ。このインストーラーはアップデートが終わると自動的に EVE ランチャーを起動するんだけど、その際に short Windows path と呼ばれるパスを用いてしまう。ショートパスとは 『EVE-ON~1 とか PROGRA~1』 のような形式のものだ。ここにおいて EVE クライアントにショートフォーマットによる作業中のディレクトリ情報が受け継がれ、その結果 EVE クライアントは自分が今いると勘違いしているディレクトリと、接続しているサーバーににもとづいた独自の名前をもったセッティングフォルダを作り出してしまう。みんなの (※空の) セッティングはそこに保存されて (※+ 読み出されて) いるんだ。

注意 : そのフォルダは今もそのまま残ってしまっている。

この問題の回避策だけど、EVE ランチャーとそこから起動した EVE クライアントをすべて再起動すればいい。新たに起動した EVE ランチャーのインスタンスは上記のショートパスは持っていないので、"c_builds_eve-on~1_tranquility" と (不正に) なってしまっていたパスが、正しく "c_builds_eve-online_tranquility" として解釈される。

フォーラムでの質問に答えながら、現在インストーラーの修正に取り組んでいるよ。できる限り早く修正版を出したいと思っている。




同スレ #1887 より

(2013.05.22 00:09 by CCP Atropos)


新 EVE ランチャーの起動が遅い問題について : 初回起動時に EVE ランチャーは EVE クライアントのインストール状況の確認作業をまず行う必要がある。これにはインストールされた EVE のファイルを一つ残らず分析しなければいけないんだ。EVE クライアントは 12gb 程度の容量があるので時間が少々かかる。でもこれが済めば EVE ランチャーのキャッシュフォルダにチェックサムが保存される (※ので、それ以降は起動にそれほど時間はかからない)。もちろん EVE ランチャーのキャッシュをクリアしてしまうとこのファイルも消えてしまうので、再び分析作業を行わないといけなくなってしまうけどね。

もし EVE ランチャーを起動するたびに長々とインストール先の分析をしているようなそぶりが見られるようであれば、EVE ランチャーのキャッシュフォルダに保存されているログファイルを添えてぜひともバグレポートを寄せてほしい。




同スレ #1888 より

(2013.05.22 00:12 by CCP Atropos)


EVE ランチャーによりプロセスが二つ立ち上がることについて : EVE ランチャーはバージョン管理された EVE ランチャーをロードするブートストラッピングアプリケーションを内包しているんだ。これらの片方が終了されると、もう片方も終了するはずではあるんだけど、必要なバッファ処理を行うあいだ片方が残ってしまう現象をこちらでも確認している。

もし launcher.exe プロセスが終了時にハングしてしまう現象が頻繁に見られるようなら、繰り返しになるけど、EVE ランチャーのキャッシュフォルダに保存されているログファイルを添えてぜひともバグレポートを寄せてほしい。




同スレ #1893 より

(2013.05.22 00:16 by CCP Atropos)


ユーザーネームがログイン画面で保存されない問題について : 偶然なんだけど今朝ログインしようとして、ユーザーネーム欄からドロップダウンメニューが出て別のネームがハイライトされた状態のまま新たなユーザーネームを入力し、そこからパスワード欄にタブ移動したところ、ハイライトされていたネームのほうが優先されてしまう現象に出くわした。これは欠陥として僕のほうで報告したし、できる限り早く改善したいと思っている。

ユーザーネーム・パスワードの入力に関することがらで、使いにくかったり欠陥があったりなど、何かあればぜひ聞かせてほしい。欠陥の場合はバグレポートを送ってもらえるのが一番嬉しいけど、サイトのデザインや意図についての意見交換も歓迎だよ。

(※関連記事 ('13/05/22): EVE ランチャーが更新されます ('13.05.21))

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